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場所から場所へ

9月4日
読了時間: 2分

更新日:6 日前

先日、アムステルダムを拠点に活動されていたアートコーディネーター、エデュケーターの佐藤麻衣子さんと、アーティストの佐藤純也さんのトークショーを聞きに、京都の現代美術製作所へ行きました。


なかでも面白かったのが、ロッテルダムに2025年にオープンした FENIX という美術館の話でした。


migration = 人がある場所から別の場所へ移ること

immigration = 外国から入ってくること

emigration = 国から出ていくこと


FENIXがある港町は、かつて多くの人がアメリカやカナダへ旅立ち、同時に、さまざまな土地から人々がやってきた場所です。


だれかにとっては出発(departure)の場所で、だれかにとっては到着(arrival)の場所。


そんな人の移動が重なってきた土地に、昔の港の倉庫を改修した美術館があるということが、とても印象に残りました。


なんと、このカウチは空港の手荷物受取のベルトコンベアを使ってつくられているそう。photo by 佐藤麻衣子
なんと、このカウチは空港の手荷物受取のベルトコンベアを使ってつくられているそう。photo by 佐藤麻衣子

一人ひとりの物語(narrative)に触れること。移民をめぐっては、昔も今もたくさんの問題があると思うけれど、そこから目をそらさず、対話を重ねながら新しいものを形にしていく姿勢にすごいなと。そんな美術館が近くにあることが、ちょっとうらやましくなりました。


そしてもうひとつおもしろかったのが、オランダでは仕事や勉強も、60%できたらよしという感覚がある、というお話。


完璧を目指すのでなく、楽しみながら60%できたらよし。


ついもう少しがんばろうと思ってしまうことがあるので、そんな話を聞いているだけでなんだか少し気持ちが軽くなります。


ちなみに、渡り鳥も migration


migratory birds = 渡り鳥


人も鳥も、ある場所から別の場所へ移っていく。


migration (ある場所から別の場所へ移ること)には、なんだかロマンを感じます。


続編のトークもあるそうです。社会とアートの関わりを、違う角度から見てみる。そこからまたどんな景色が見えてくるのかが、楽しみです。(K)


 
 
 

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