場所から場所へ
更新日:6 日前
先日、アムステルダムを拠点に活動されていたアートコーディネーター、エデュケーターの佐藤麻衣子さんと、アーティストの佐藤純也さんのトークショーを聞きに、京都の現代美術製作所へ行きました。
なかでも面白かったのが、ロッテルダムに2025年にオープンした FENIX という美術館の話でした。
migration = 人がある場所から別の場所へ移ること
immigration = 外国から入ってくること
emigration = 国から出ていくこと
FENIXがある港町は、かつて多くの人がアメリカやカナダへ旅立ち、同時に、さまざまな土地から人々がやってきた場所です。
だれかにとっては出発(departure)の場所で、だれかにとっては到着(arrival)の場所。
そんな人の移動が重なってきた土地に、昔の港の倉庫を改修した美術館があるということが、とても印象に残りました。

一人ひとりの物語(narrative)に触れること。移民をめぐっては、昔も今もたくさんの問題があると思うけれど、そこから目をそらさず、対話を重ねながら新しいものを形にしていく姿勢にすごいなと。そんな美術館が近くにあることが、ちょっとうらやましくなりました。
そしてもうひとつおもしろかったのが、オランダでは仕事や勉強も、60%できたらよしという感覚がある、というお話。
完璧を目指すのでなく、楽しみながら60%できたらよし。
ついもう少しがんばろうと思ってしまうことがあるので、そんな話を聞いているだけでなんだか少し気持ちが軽くなります。
ちなみに、渡り鳥も migration。
migratory birds = 渡り鳥
人も鳥も、ある場所から別の場所へ移っていく。
migration (ある場所から別の場所へ移ること)には、なんだかロマンを感じます。
続編のトークもあるそうです。社会とアートの関わりを、違う角度から見てみる。そこからまたどんな景色が見えてくるのかが、楽しみです。(K)



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