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登録日: 2026年3月6日

記事 (23)

2026年9月4日2
場所から場所へ
先日、アムステルダムを拠点に活動されていたアートコーディネーター、エデュケーターの佐藤麻衣子さんと、アーティストの佐藤純也さんのトークショーを聞きに、京都の現代美術製作所へ行きました。 なかでも面白かったのが、ロッテルダムに2025年にオープンした FENIX という美術館の話でした。 migration = 人がある場所から別の場所へ移ること immigration = 外国から入ってくること emigration = 国から出ていくこと FENIXがある港町は、かつて多くの人がアメリカやカナダへ旅立ち、同時に、さまざまな土地から人々がやってきた場所です。 だれかにとっては出発(departure)の場所で、だれかにとっては到着(arrival)の場所。 そんな人の移動が重なってきた土地に、昔の港の倉庫を改修した美術館があるということが、とても印象に残りました。 なんと、このカウチは空港の手荷物受取のベルトコンベアを使ってつくられているそう。photo by 佐藤麻衣子 一人ひとりの物語(narrative)に触れること。移民をめぐっては、昔も今もたくさんの問題があると思うけれ...

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2026年8月29日2
「当事者」のこと
最近、関わったプロジェクトの中で、「当事者」という言葉が出てきました。 この「当事者」という言葉は、とても日本語らしくて、ぴったりと重なる英単語がなかなか見つかりません。英語では、その人が「何の当事者なのか」によって、言い方が変わります。 今回のプロジェクトの資料に、people with lived experience という言葉がありました。直訳すると、「実際にその経験を生きてきた人」といったところかな。なるほど、と思いました。 もちろん、「当事者」がいつでも people with lived experience と訳せるわけではありません。「直接影響を受ける人」なら those directly affected と言えますし、「その出来事に関わっている人」なら people involved が自然な場合もあります。 誰のことを、どんな意味で「当事者」と呼んでいるのかによって、英語では言葉を選び直す必要があります。 たとえば、被害を受けた当事者なら victims、 文脈によっては survivors。障害のある当事者なら people with...

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2026年8月13日2
One Step at a Time 
生徒さんが、自分で作ったzineを送ってきてくれました。 あたたかくて、ていねいに作られたことが伝わってくる一冊です。 その中に、私が以前レッスンで伝えた(らしい)言葉がありました。 One step at a time. (一歩ずつ。) 少しせわしない日々を過ごしていたこともあって、この言葉が何度も頭の中でぐるぐる。 そんなとき、別の生徒さんから聞かれました。 What drew you to teaching English? (どうして英語を教えるようになったんですか?) 口をついて出たのは、 I can relate to my students. (生徒さんたちの気持ちが、よくわかる。) でした。 外国語を話すときの少しぎこちない感じ。 言いたいことはあるのに、 うまく言葉にならなかったり、 間違えたり、 言い直したり。 うまくいかないこともあるけれど、それでも、少しずつ前に進んでいく。 One step at a time. 一歩ずつ歩いたらいいんだと思うと、肩の力が抜けて、ホッとしました。 One of our students sent me a zine she...

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