“in” と “later” の違い
- English School
- 4月30日
- 読了時間: 3分
日々の会話で役にたつ、英語フレーズや文法などを紹介しています。英語らしい言いまわしや、日本語との微妙なニュアンスの違いを、お楽しみください。
“in” と “later” の違い
レッスンで、生徒さんがよく間違う表現のひとつに in と later があります。
たとえば、「一週間後に会おう。」と言いたいとき、in と later、どちらを使うでしょうか。
答えは・・・
See you in a week! (一週間後ね!)
です。
later も in も、日本語で「あとで」「〜後に」のように訳せるため、少し混乱しやすいですね。
in + 時間 は「今から〜後」
in a week は、「今から一週間後」という意味になります。
今をスタート地点にして、そこから未来に向かってどれくらい後かを表します。
I’ll call you in 10 minutes. (10分後に電話します。)
The movie starts in an hour.(映画は1時間後に始まります。)
I’m leaving in a month.(1か月後に出発します。)
later は「あとで」「その後で」
later は、もっとざっくりと「あとで」「その後で」という意味で使います。
I’ll call you later. (あとで電話します。)
See you later. (またあとでね。)
Let’s talk about it later. (その話はあとでしよう。)
具体的な「何分後」「何日後」などでなく、おおまかに言いたいときに使える便利な表現です。
過去の話では 時間 + later を使う
ここで少し混乱する人が多いのですが、過去では、later を使います。
この場合 は、「過去のある地点から〜年後」という意味になります。
たとえば、
She moved to Nagasaki in 2020. And three years later, she opened a small cafe. (彼女は2020年に長崎へ引っ越しました。その2年後に、小さなカフェを開きました。)
ほかにも、
He went back home three months later. (彼は3か月後に家に帰りました。)
Five weeks later, he met someone. (彼は5週間後に、ある人と出会いました。)
のように使うことができます。
一見すると些細な違いに思えますが、実際には多くの人が間違えやすいところです。ここを理解すると、英語の時間感覚が少しつかみやすくなるとなります。

photo by Toshie Kusamoto
さいごに
スコットランド出身のアーティスト、ケイティ・パターソン(Katie Paterson)のアートプロジェクトに、“Future Library”(未来の図書館)”があります。2014年から2114年まで、100年かけて進められる壮大なプロジェクトです。舞台は、ノルウェー・オスロ郊外にあるノードマルカの森。パターソンは2014年、オスロ市の協力のもと、この森に1,000本の木を植えました。
このプロジェクトでは、毎年ひとり、著名な作家が新しい物語を寄稿します。2014年から2114年までに集められる100篇の物語は、2114年に特別なアンソロジーとして出版される予定です。そして、その本には、この森に植えられた木から作られた紙が使われることになっています。
これまでに寄稿作家として選ばれているのは、マーガレット・アトウッド、デイヴィッド・ミッチェル、エリフ・シャファク、ハン・ガン、オーシャン・ヴオンとそうそうたる面々です。けれど、彼らが寄せた物語は、今はまだ読むことができません。2114年まで、大切に保管されることになっています。
100年後にも、この森が変わらずそこにあることを願いながら、これまで私たちが受け継いできたものを次の世代へ繋げていく。長い年月をかけて森が命をつないできたように、人もまた自分の時間を越えて、過去から現在へ、そして未来へとつなげていくために何ができるかと考えさせられます。
In 100 years.
100年後に。
今はまだ読むことのできない物語を、未来へとつなげていくこのプロジェクト。関わる人たちの思いや言葉もすてきなので、ぜひ一度ご覧になってみてください。https://www.futurelibrary.no/
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